2016.09.20 Tuesday

個人的な支払いを会社の経費にしていませんか? 〜その 

 

1.社長の旅行費用

 

中小企業の経営者であるA社長。優秀な技術力と革新的な発想を武器に、休日返上で営業努力を

重ねながら取引先を拡大し、社内では技術者の監督と後進の育成、銀行とは資金繰りの交渉な

ど、多くの中小企業の経営者と同じく、複数の業務をこなしながら、経理担当の奥さんと二人

三脚で多忙な毎日を送ってきました。

 

小さな工場ながら、今では社員30名を雇用するまでに成長し、資金繰りも安定。社長夫妻も

一息つけるようになってきました。

 

そんな中、遠方の取引先との商談でK県に行くことになったA社長。そこは兼ねてより奥さんが

行きたがっていた観光地に隣接する地域でした。

 

これまで苦労を掛けてきた奥さんに感謝の気持ちと慰労を兼ねて、取引先へは二人で訪問し、

商談の後は2泊3日でゆっくり観光を楽しんでくることにしました。

 

宿泊先は奮発して人気の高級旅館を予約しました。

 

 

この支払い・・・経費になると思いますか??

 

 

【問題点】

 

旅費となるか 福利厚生費(社員旅行)となるか
取引先との商談である。
観光地が行程に入っている。 事業活動との関連性はあるか 参加した従業員は何名?
宿泊先の選定は? 旅費規程は? 一人当たりの金額が一般的か
旅行に要する期間 事業活動との関連性はあるのか 4泊5日以内か

 

A:一部については経費と認められる場合もあるが、おおむね経費とならない支出である。