2016.09.23 Friday

個人的な支払いを会社の経費にしていませんか? 〜その◆

 

2.私的な費用とみなされた場合

 

社長が私的に使用する消耗品や提供を受けたサービスが、社長個人の利益にしかならず、売上

や利益の獲得に直接必要でないと認定されると、社長への賞与(給与)とみなされる場合があ

ります。

 

経費としていた費用が、後日、税務調査で賞与(給与)とみなされた場合はどのような影響が

あるでしょうか?

 

 

【例】

社長家族が海外旅行に支出した費用50万円の福利厚生費として処理していた。

 

支出した期の所得金額は750万円で納税は185万円だった。

 

後日税務調査があり、海外旅行費用50万円が社長個人に対する役員賞与と認定された。

 

 ー卍垢僚蠧誓任増える。

役員賞与は経費にならないので、法人税が増える。

 

税目

当初申告所得

750万円

修正申告所得

800万円

増 減
法人税等 118万円 125万円 7万円
事業税等 45万円 49万円 4万円
住民税等 22万円 23万円 1万円
185万円 197万円 12万円
追加徴収される源泉所得税※ 10万円 10万円
185万円 207万円 22万円

※税率20.42%

 

この例では海外旅行ということで消費税は考慮されていませんが、消費税の課税仕入れとし

ていた場合は仕入税額控除ができなくなり、消費税の負担も増えます。

上記のように、法人税と併せて所得税と個人住民税の負担も増えるダブルパンチとなってし

まいます。